さて、前回はふざけすぎてしまいました。
このコーナー、タイトルからも御理解頂ける通りミステリマニアで元作家志望、そのうえガチガチの理系数学マニアである私「C」が、面白いと思えるおふざけを披露する場になっております。しかしながら、この場の使い方をここまで赤裸々に書いてしまうと、社員たちの暴動を避けられないので、一応宣伝もしておきます。
最近は福島市や三春町。二本松市や相馬市、南相馬市にチラシを大量投函中です。
……はい、仕事終了。では、ふざけます。
あまり字数が増え過ぎてもあれなんでいきなりですが、今日は男の誰もが一度は夢見る『ハーレム』について書いてみます。
「俺はそんなの夢見たことねえ!」と思った男性の方。下世話な話にならぬよう心掛けますので、どうか最後までお付き合い下さい。
さて、この所謂『ハーレム』。一番単純な設定は、世界で男が自分だけという状態だろう。実際そのような願望を口走る人も多い。しかしこれって本当に幸せなんでしょうか?
世界に男性が一人。当然人類の繁栄を考えれば、その人物を絶対に失うわけにはいきません。
「なら王様のような生活が出来るじゃん」。……そんな風に考えるのは短絡的過ぎます。まさか世界中であなたの争奪戦が行われ、行く先々でウハウハな生活が待っている……そんな甘い妄想を抱いていませんか? とんでもないですよ。
まず、女性ばかりで構成された政府は、恐らくあなたを神格化すると同時に、全ての人権を剥奪するでしょう。そしてあなたは、保護の名の元に捕縛監禁され、完全監視下におかれることは間違いありません。
更に、誤っての事故死や自殺などを防止するために、手枷足枷口枷までされた状態でベッドや椅子に拘束されることも確実です。
当然食事中に喉を詰まらせる危険性も考慮されるので、栄養摂取はチューブのようなものを使って必要な器官へ直接送り込む形でなされるでしょう。
そして勿論、繁殖にとって一番大切なことを含めた全ての生理現象の処理も同様に行われますので、最終的にあなたは、体中にチューブを通され頭には円盤状の洗脳機のようなものを被せられて(更に言うなら意識すらも奪われ)、ただ必要なものを生み出す機械として一生を終えるでしょう。これのどこがハーレムですか?
まあ、あなたの犠牲のお陰で諸々のことが上手くいき、その後人類が繁栄を続けた暁には歴史に確実に名を残せますが、それは幾代も先の話になります。その頃にはあなたは当然亡くなっているで……いや、『歴史に名を……』というのも怪しいです。
そんな非人道的な行いを政府が認めるとは限りません。そうなるとあなたの存在は歴史の闇に葬られます。そればかりか、その後新しく生まれたあなたの息子や子孫の男児らも同様に扱われ、男というものは全てただの子種生産機にされる可能性も高いです。
結論。
私以外の男性の皆さん。どうか長生きして下さいね。